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革新的な技術と実行力で社会課題を解決する「ソリューションイノベーター」【トーヨーカネツ株式会社】

キラリ、企業ハッケン!

2023.12.28

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 トーヨーカネツ株式会社は、空港や物流センターの搬送システムを構築する「物流ソリューション事業」、原油やLNGなどのエネルギー貯蔵タンクのメンテナンスを手掛ける「プラント事業」、カーボンニュートラルの実現に寄与する次世代エネルギー向けタンクの開発を行う「次世代エネルギー開発事業」を中心に、社会インフラの発展を支え続けている企業だ。戦後、工業窯炉で培った溶接技術を生かしタンク建設事業に参入し、1952年(昭和27年) にはベルトコンベヤ事業に参入。その後も数々の新規事業への挑戦を継続的に行い、現在は環境事業を中心に第3の柱となる「みらい創生事業」の確立に取り組んでいる。

社会課題の解決に向けた未来の社会への価値提供により、成長路線の確立へ

●EC・空港分野で高いシェアを誇る「物流ソリューション事業」
●カーボンニュートラル社会の実現に貢献する「次世代エネルギー開発事業」

空港や物流施設の高度化への貢献と世界5,700基のタンク納入実績

 「物流ソリューション事業」は、物流に関する様々な課題解決と業務の高度化実現により着実に事業領域を拡大し、今では同社の主力事業となっている。空港の手荷物受付・搬送業務では、現在、国内空港の約8割に同社のシステムが導入されている。同社の高機能な搬送る一因になっている。さらにEC分野では、商品ピッキングから梱包・ラベリングまでをワンストップで行うことができる「GP3(Goods To Person for Pickand Pack)」の開発や、「AMR(自律走行搬送ロボット)」を展開。省力化・効率化を軸に新たなソリューションを提供し続けている。
 同社は、世界第2位のタンクメーカーとして、国内および世界各地に5,700基超の納入実績を誇る。「プラント事業」は原油・LNG貯蔵タンクなどのメンテナンスを展開し、「次世代エネルギー開発事業」はカーボンニュートラル実現に向け、石炭火力発電におけるCO2排出の大幅な削減に寄与する燃料アンモニア貯蔵タンクや、脱炭素の切り札として期待される水素エネルギーの貯蔵に向けた世界初の大型液化水素タンク、液化CO2貯蔵タンクの開発を進めるなど、次世代エネルギーの実用化に向けて無くてはならない存在となっている。
(左)エネルギー貯蔵タンク(プラント事業)
(右)空港の手荷物搬送設備(物流ソリューション事業)

未来へ向けた成長路線の確立

 同社は、2024年度を最終年度とする中期経営計画において「未来へ向けた成長路線の確立」を基本方針に掲げている。「物流ソリューション事業」では、労働人口の減少に伴う社会課題の解決をテーマに、AIやIoT技術を活用して物流現場の無人化を実現するなど、物流プロセス全体のエンジニアリング、コンサルティングに事業領域を拡大していく。「プラント事業」では既存施設の高度メンテナンス事業を展開し、「次世代エネルギー開発事業」では次世代エネルギー向け等の貯蔵タンク建設のための研究開発を積極化していく。「みらい創生事業」では、すでに積極的なM&Aにより道筋をつけつつある環境ビジネスのさらなる拡大を目指していく。
 同社は、M&Aや研究開発を中心に、現中計期間で、前中期経営計画期間の約2倍となる100億円規模の投資を計画しており、既存事業とのシナジーを高めて、持続可能な環境・社会づくりに寄与するサービスやソリューションの開発を進めていく方針だ。

トーヨーカネツグループの持続的成長力

 創業来、トーヨーカネツグループは数々の革新的なソリューションを核に、社会インフラを支え続けてきた。昨年、経営トップに就任した大和田能史社長は「主力事業に成長した物流ソリューション事業はECを中心に市場の伸び代は大きい。プラント事業・次世代エネルギー開発事業はカーボンニュートラル社会に向けてビジネスチャンスの拡大が期待でき、環境ビジネスも大変注目されている。当社には未来に向かって挑戦しがいのある事業が揃っている。」と語る。社是である「わが社は常にすすんで よりよきものを造り 社会のために奉仕する」精神を胸に、トーヨーカネツグループは今後も様々な社会課題の解決を通じて成長を遂げていく。
(左)大型液化水素貯蔵タンクの実証実験装置(次世代エネルギー開発事業)
(右)自然環境調査(みらい創生事業)

《わが社を語る》

「トーヨーカネツがつくる未来」〜新たなソリューションで...

「トーヨーカネツがつくる未来」〜新たなソリューションで社会課題を解決

代表取締役社長 大和田 能史氏

 当社は、「ACTION FOR THE FUTURE〜期待を超える実行力で、未来を支えるチカラになる〜」を合い言葉に、カーボンニュートラル社会の実現や、少子高齢化、環境問題といった様々な社会課題の解決に向けて全力で取り組んでいます。物流ソリューション事業、プラント事業、次世代エネルギー開発事業、みらい創生事業は、どれもが社会貢献のために必要で重要な事業であると認識し、モノづくりの原点に立ち返って新しいソリューションを世に送り出すことがわれわれの使命です。
 こうしたビジネスを全社一丸となって進めていくためにも、社員一人ひとりが夢とやりがいを持ち、社員同士が闊達に意見を言い合い、新しいことに臆することなく行動に移すことが不可欠です。そして、すべての社員が事業の成長を実感できる、そんなトーヨーカネツを目指してまいります。

会社DATA

所在地: 東京都江東区南砂2−11−1
設立:1 941(昭和16)年5月
資本金: 185億8,000万円(東証プライム上場)
社員数: 単体:577名、連結:1,173名
事業内容: 物流ソリューション事業、プラント事業、次世代エネルギー開発事業、みらい創生事業など
https://www.toyokanetsu.co.jp

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