ニッパツの職場環境について聞いてみた。
「いろいろ、良くなって働きやすくなってきていますね。」（鈴木さん・米持さん）
実は、鈴木さんは4歳、米持さんは8ヵ月のお子さんのパパ。ニッパツでは、「人を大切にする」という価値観は、最終的に人材価値を最大化する、という考えの下、従業員ワークライフバランスの両立ができる職場環境構築の取り組みを積極的に行ってきた。育児や介護と仕事の両立支援を積極的に行うなど「子育てサポート企業」として厚労省より2021年に「くるみんマーク」の認定を受けている。
（左）社員に配布されるハンドブック
（右）男性育休者座談会の様子
男性の育休取得もその一貫の取り組みとして、取得の推奨がされている。「周囲の先輩の理解・協力もあって、安心して育休取得ができました」（米持さん）と言うように、会社の環境整備、周囲の理解や業務上の協力もあり、鈴木さんは6ヵ月間、米持さんは4ヵ月間の育休を取得した。国内男性の平均育休取得日数は46.5日（2023年・厚生労働省調べ）となっており、長期取得できていることが解る。
通常の勤務時間も、コアタイム無しのフレックスタイム制度と在宅勤務制度（原則週2日まで可）の組み合わせで、家庭環境や自身の特性に応じ、勤務時間の構築が可能となっている。こうしたワークライフバランスの質を高める環境が、仕事の成果をもたらす好循環を生み出していると言えるだろう。
最後に、どんな人がニッパツに合っているとお考えですか？
鈴木さん
人に興味が持てる人、ですかね。
私は、人がどうすれば快適になれるかという軸が研究テーマなので、自分以外の人に興味がないとダメかなと。知識、技術はあるに超したことは無いですが、まずはそこの心持ちが大事なんじゃないかなと思います。
米持さん
自動車業界以外のものにも興味をもつことが大事かと。そこから、アイデアが湧き出ることがあったりします。全く別分野のものやアイデアがシートに転用できるんじゃないかな、とかって考えちゃいます。
高蔵さん
「出る杭を伸ばす」ということを真剣に考えている会社です。挑戦した末のしくじりに対して、許容する懐の深さもあります。粘り強く負けない気持ちで主体的、積極的に楽しく業務に取り組める人は、当社に合っていると思います。そして、他社や他部署とも深く関わりを持つ機会が多いので、いろんな人とコミュニケーションが取れる能力は不可欠です。そして、鈴木が申し上げた通り、人のことをちゃんと考える。製品を使う人のことを考えられる方がいいですね。
ニッパツに合う人は「主体的、積極的に楽しく業務に取り組める人」と語る高蔵さん
なるほど、貴社業務に限らず、モノづくりに携わる基本的な素養と言っても良いかもしれませんね。本日はありがとうございました。
取材を終えられた皆さんのオフショット「お昼何にしようかなぁ･･･」
工場での勤務経験があり、「従業員がいち家族みたいな職場の雰囲気だったこともあり、開発チームも同じようにしていきたい。」と語る高蔵さんの下、鈴木さん・米持さんのお人柄もあり、終始和やかに取材をすることができました。
こうした皆さんのキャラクター性に見えるように、多様な人材と円滑に「つながる」ことができる点は、改めてニッパツの強み、ということを認識いたしました。
資本金：170億957万円
従業員数：5,197名(単独)、20,524名(連結)
※臨時従業員の年間平均雇用人員を含む(2024年3月末)
売上高：7,669億円（連結）(2024年3月末)
事業概要：懸架ばね、自動車用シート、精密ばね、HDD用サスペンション、HDD用機構部品、産業機器（半導体プロセス部品、セラミック製品、配管支持装置、セキュリティ製品、金属基板、駐車装置）の製造販売